みなさん、スイーツと珈琲を一緒に食べたことはありますか？多くの方が、一度は一緒に食べたことがあるかと思います。一般的に「スイーツにはコーヒーが合う」という認識を持っている方が多いのではないでしょうか。
スイーツとコーヒーの相性が良いのはご存知かと思いますが、実は珈琲には苦味のあるものや甘味のあるものなど様々な種類のものが存在しています。そのため、全ての珈琲がどのスイーツにも合うわけではなく、珈琲の種類によって相性の良い組み合わせがあるのです。
今回は、スイーツと珈琲をより美味しくいただくために、珈琲の種類やスイーツの選び方をご紹介していきます。
珈琲の種類
コーヒーは主に、「産地」と「焙煎」によって種類分けすることができます。産地や焙煎度が違うだけで、珈琲の味や風味が全く異なるのです。では、産地及び焙煎度のそれぞれの特徴をご紹介します。
産地別コーヒー豆の特徴
代表的なコーヒー豆である「キリマンジャロ」「ブルーマウンテン」「モカ」「コロンビア」の特徴を挙げてみます。
- キリマンジャロ：タンザニアで生産されており、酸味やコクが強く、甘い風味がするのが特徴です。
- ブルーマウンテン：ジャマイカで生産されており、味わい、喉越し、風味のどれもがクセなく、コーヒーの良さが最大限に引き出されていることから「珈琲の王様」とまで呼ばれています。
- モカ：イエメンとエチオピアで生産されており、フルーツのような酸味と甘みがあるのが特徴です。
- コロンビア：その名のとおりコロンビアで生産されており、ナチュラルな甘さでコクがあり、バランスのとれた味が特徴となっています。
焙煎度によるコーヒーの味の違い
コーヒー豆は、焙煎時間によって色や味わい、香りが大きく変化します。焙煎度が浅いと酸味が強くなり、深いと苦味とコクが強くなります。では、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」のそれぞれの特徴をご紹介します。
- 浅煎り：珈琲豆が本来持っている酸味を十分に楽しめ、豆本来の風味も楽しみながら飲むことができます。
- 中煎り：酸味、苦味、コクがちょうど良く、家庭や喫茶店などで用いられる珈琲に多い焙煎度合いとなっています。
- 深煎り：苦味や風味、コクが強く、濃厚な味わいを楽しみながら飲むことができます。
珈琲に合うスイーツの選び方
基本的な選び方は「コーヒーの特徴に合ったスイーツを選ぶ」という方法になります。では、焙煎度別に相性の良いスイーツをいくつかご紹介します。
浅煎りコーヒーに相性の良いスイーツ
浅煎りコーヒーは酸味が強いため、甘いスイーツよりも爽やかな味わいのスイーツとの相性が抜群です。「アップルパイ」「チーズケーキ」「フルーツタルト」「ムースケーキ」などを選ぶと間違いないでしょう。
基本的にフルーツ系のさっぱりとしたスイーツを選ぶことで、浅煎りコーヒーとの相性が良くなり美味しくいただけます。
深煎りコーヒーに相性の良いスイーツ
深煎りコーヒーは苦味やコクが強いため、苦味を調和してくれる甘いスイーツとの相性が良いです。「チョコレートケーキ」「ガトーショコラ」「シュークリーム」「エクレア」「アイスクリーム」などを選びましょう。
チョコレート系や生クリーム系、アイスクリームなど、とにかく甘いスイーツを選ぶことで、苦味のあるコーヒーとの相性が抜群となり美味しくいただけます。